写真を撮ろう  ファインダーのすべてを見る

撮影のとき    ファインダーのすべてを見る

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 コンパクト・デジカメが大好きなボクも、本当は一眼レフ・デジカメのファインダーにあこがれます。
コンパクト・デジカメにはファインダーが付いていないことが多く、液晶モニターだけを見てシャッターを押します。
これが何となく寂しいのです。
レンズ越しに直接被写体を見られる自然さは、何者にも変えがたい感動があります。
ファインダーのついている一眼レフのデジカメの話が多くなります。

   
ファインダーの隅から隅まですべてを見ましょう。 
    
ソニー「α300」のファインダー

 ファインダーとは、構図を決めたりピントを合わせたりするのに使う覗き窓です。
カメラのタイプによってさまざまなものがあります。

 一番簡単なのは、素通しファインダーで、補助ファインダーとして活躍しました。
最近では、レンズ付きフィルムの使い捨てカメラで使われていました。

 次には、有名なライカなどレンジファインダー・カメラが用いていたレンジファインダーがあります。
ファインダーの中に距離計を内蔵しており、距離計連動式カメラにおいて用いられてきた。
ファインダー中央に、ピントを合わせる動作に連動して、被写体像が浮かんで見えます。
この像とファインダーの像との位置がそろったときに、その被写体に 対してピントが合ったことになります。
今ではあまり使われていません。

 最後は、もっとも普及しているレフレックス・ファインダーです。
撮像とファインダー兼用のレン ズによって、スリガラス上に結像された画像を見るレフレックス・ファインダーは、一眼レフのデジカメに使われます。
レンズを通った光を、鏡で反射させプリズムなどを使って、スクリーン上に結像させてみます。

 このファインダーですが、多くの人は全部を見ていません。
被写体には神経を払って、ピントを合わせたしります。
しかし、ファインダーを覗いても、中心になる被写体だけに注意をして、被写体の周辺には注意がおろそかになりがちです。
 視野率100%をうたった高額な一眼レフのデジカメは別として、多くの一眼レフのデジカメでは、ファインダーは実際に写る部分より若干小さいのが普通です。
コンパクト・デジカメでは視野率が80%台のものもあって、被写体を画面いっぱいに撮影したつもりでも、かなり余白が残ってしまうということが多いものです。

 しかし、だからこそ、ファインダーの隅から隅まで、細かく見る必要があります。
たとえば、キリンを撮影したとしてください。
キリンの首は長いもの、誰でも高い上にある顔まで画面に納めます。
ところで、牛を撮影したときには、尻尾の先まで注意を払うでしょうか。
被写体の一部であれば、神経を払って、画面の中に納めるでしょう。
しかし、被写体の後ろの風景には、注意が届いていない場合が多いものです。
写真は一枚の紙に表現されます。
カメラの写る範囲にあるものには、すべてに神経を払って、構図をつくっていきましょう。
画面全体に神経の行き届いた写真は、プリントされたときに撮影者の意志が充分に伝わってきます。中心の被写体以外にも注目しましょう。
 光学式ファインダーは、被写体をできるだけクリアに見たい時や、スピーディなフレーミングには有効です。 上の写真は電子ビューファインダーとの切り替えができる。

リコー GRV の外付け
   光学式ファインダー

 光学式ファインダーは、透明なガラスやプラスチックを通して、撮影する映像を確認できるタイプのことです。電子ビューファインダーは、なかが液晶画面になっています。

 高価なコンパクト・デジカメは、光学式ファインダーを別売りにしていることが多い。
液晶モニターだけで動く被写体を追うのは、きわめて難しく、顔に付けることのできる光学式ファインダーは、動きのあるスナップ撮影にはきわめて有効です。
ファインダーで被写体をのぞきながら、タイミングを逃さず撮れるので、あると便利なアクセサリーです。

ちょっとしたヒントになるかも
 ファインダーのあるカメラは、カメラを額につけます。
そのため、眼にもギリギリまで接近してきます。
小さなファインダーをのぞいているのだから、ファインダー内のすべてを見ていると思うでしょう。
しかし、見落としがあるのです。
シャッターを押す前に、必ず、ファインダーの四隅を見まわす習慣を付けてください。
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