写真を撮ろう  一眼レフのデジカメも良いかも

何を用意するか    一眼レフのデジカメも良いかも

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 コンパクト・デジカメを卒業したら、一眼レフのデジカメにステップアップしよう、とメーカーは言います。
コンパクト・デジカメより一眼レフのデジカメのほうが、良い写真が撮れると思っていませんか。
プロは一眼レフのデジカメを使っており、オモチャのようなコンパクト・デジカメなど使っていないじゃないか、と言われるかも知れません。
しかし、一眼レフのデジカメが良いとは限らないのですが、とりあえず本当のことを書いておきます。

    
 ニコンD3Xという典型的な仕事用のカメラ。有効画素数2,450万画素をほこるが、重いだけで、持ち歩きは重労働。

 一眼レフのデジカメは、ニコンかキャノンを買うべきで、ニコンとキャノン以外は買ってはいけません。

 コンパクト・デジカメと違って、一眼レフのデジカメはレンズ交換のできることが命です。
カメラ本体は日進月歩で、つぎつぎに新しい機種が登場してきます。
ほとんどが新しいカメラのほうが優れています。
とくにデジタル・カメラになってからは、その傾向が顕著です。

 しかし、レンズはそうとは限りません。
定番というレンズがあって、いつまでも同じレンズを使い続けるのがプロ達です。
カメラは買い換えても、レンズは買い換えません。
単焦点レンズの時代には、最低でも5〜6本のレンズが必要でした。
現在のようにズームレンズの時代になっても、3〜4本のレンズは必要でしょう。

 この交換レンズを、きっちりと用意しているメーカーは、ニコンとキャノンしかないのです。
残念ながら、他のメーカーは良いカメラを作っても、充分なレンズのラインナップを持っていないのです。
そのため、一眼レフのデジカメを仕事には使えません。

 デジカメになって、レンズの性能だけではなく、カメラの性能も写真の写りに影響を与えるようになりました。
しかし、
フィルム・カメラでは写真の上がりに、決定的な影響を与えるのはレンズでした。
カメラは光の量をコントロールするためだけのもので、光の粒子や色を決めるのはレンズでした。

 一眼レフのデジカメは、カメラ本体とレンズとが別になっています。
ですから、カメラを買ったら終わりというわけではなく、何本かの交換レンズを揃えたくなります。
ちょっと待って下さい。

 交換レンズを買う前に、三脚を買いましょう。

 その理由は三脚・一脚・雲台のところを読んでもらうとして、三脚を買ったものとして話を進めていきます。
一眼レフのデジカメは、コンパクト・デジカメとは目的が違って、じっくり撮るためのものです。
じっくりと言っても、ペタンと座ったきり動かないという意味ではありません。
一枚の写真を撮るのに、長い時間をかけるという意味です。

 新聞の片隅にしか載らない写真でも、ワンカットでも掲載予定があれば、とりあえずは何百枚も撮ります。
たとえば、サッカーの試合を想像して下さい。
試合が始まる前からシャッターを切り始め、試合が終わって選手達がいなくなっても、写真ネタを求めてカメラ・パーソンは働いています。

 しかも、仕事で撮られた写真は、ほぼ100パーセントがトリミングされます。
つまり、撮影された写真の一部分しか使われないのです。
何百枚撮った中からの一枚というのではなく、一枚の写真の一部分しか日の目を見ないのが、仕事用のカメラで撮られた写真の宿命です。
一部切り取るために、どこを取っても使えないと困ります。つまり、全面的にかっちりと写っている必要があります。
ピントもしっかり合っていないと、一部を拡大したときに困るし、粒子も細かいほど切り取りに有利です。

 写真は光を受け取って記録するものです。
たくさんの光をカメラの内部に届けるには、口径の大きなレンズが必要で、光を受け取る撮像素子も大きなほうが有利になります。
一眼レフのデジカメとコンパクト・デジカメでは、レンズの直径も違い、使わている撮像素子の面積が異なります。

 プロのカメラ・パーソンに撮られた写真が、こうした使い方をされる以上、なるべく微粒子でくっきりと撮影しておいたほうが有利です。
コンパクト・デジカメでは<APSサイズ>と呼ばれる、小さなCMOSセンサー が使われていますが、ニコンの一眼レフ・デジカメD3Sでは、36.0×23.9ミリの大きなCMOSセンサーを使っています。

 仕事で撮られる写真は、無味乾燥で面白くありません。
一眼レフのデジカメより、コンパクト・デジカメのほうが、ずっとお洒落だと思います。

シャッター・スピード 1/10

 シャッターを遅くすると、流れる水は流れたままに撮れる。
 カメラ任せの全自動では、写真の上がりが予測できないけど、一眼レフのデジカメなら狙ったとおりに写ってくれる。

 どんな写真を撮りたいか、それがハッキリしてきたら、一眼レフのデジカメを買う時期なのだろう、と思う。
 撮影する目的がハッキリしないうちは、コンパクト・デジカメで遊ぶほうが楽しい。  

ちょっとしたヒントになるかも
キャノン 1DX
 写真を撮ることを仕事にしようとしている人にとって、一眼レフのデジカメに2種類あるのは、悩ましいデジカメ状況です。
APS−Cサイズとフル・サイズの撮像素子をもった、2種類のカメラがあるからです。
APS−Cサイズは、16.77mm×23.44mm前後、フル・サイズは24mm×36mm前後の大きさになっています。
それに合うレンズも違ってくるし、どちらのカメラを揃えればいいのでしょうか。
フル・サイズのカメラって、大きくて重くて、しかも高価でしょう。
しかし、レンズだけはフル・サイズ対応にしておきましょうか。
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