写真を撮ろう  ミニ・スタジオをつくろう

撮影のとき    ミニ・スタジオを作る

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 写真を撮る。
ちょっとでも上手く撮りたいですよね。
写真の撮影に上達するには、スタジオを作ってみることを薦めます。

 
ミニ・スタジオを作ってみましょう。
模造紙を壁に画鋲で止めただけのスタジオ。ライティングも自由自在。
  レディ・ガガを流せば、気分はプロです。      広告
 スタジオといっても、プロが使うような大きなスタジオではありません。
小物を撮影するためのスタジオです。

 上の写真は、スタジオで撮影しました。
もちろん、即席のミニ・スタジオでです。
ただし、背景には白い模造紙ではなく、黒い模造紙を使っています。

 ミニ・スタジオの仕掛けは、真ん中にリンゴを置いた、左の写真の通りです。
簡単でしょ。

 プロの使うスタジオの多くは、被写体を置く床の部分が真っ白に塗られています。
そして、白いホリゾント、通称白ホリという壁があります。
白ホリを白く保つために、ボーヤと呼ばれるアシスタントが白い塗料を、毎日塗っています。
白く塗ってあるのは、何も持ってきてもライティングがし易いからです。

 ふつうの部屋なら床と壁は直角になっていますが、白ホリは白い床から白い壁へと、曲面で連続しています。
曲線で連続しているところがミソで、曲線によって遠近感が判らなくなってしまうのです。
そのため、白ホリをバックに写真を撮ると、床に立っているはずにもかかわらず、写真の背景は白一色になっています。
床と壁のさかいが写真に表れないと言う具合なのです。(黒でも曲面で連続させれば同じ)


白ホリに塗る塗料
 ミニ・スタジオでも白ホリの原理を再現すればいいのです。
話は簡単、壁から机の上へと模造紙を広げるだけです。
このとき、壁から机の上へと模造紙が連続するように、ゆるく壁に沿わせてやれば良いのです。
これでミニ・スタジオの曲面ができました。
プロが使うレンタル・スタジオ

 机の上のミニ・スタジオでは、小物しか撮影できませんが、それでもライティングなどは自由にできます。
上の写真では、上から学習用のスタンドをあてていますが、これでもずいぶんと面白い写真が撮れます。
ちょっと光が強いと思ったら、ライトの下にトレーシング・ペーパーなどを挟むと、グッと柔らかい光になります。

 もちろん、上からの光だけではなく、光はカメラの脇から被写体へ向けることもできますし、横から光を当てることもできます。
色は光にありと言われますが、写真は光をどう扱うかに尽きます。
小さなミニ・スタジオの仕掛けでも、光の扱いは大きなスタジオとまったく同じです。

 
レフ板の代わりに、白いスチレン・ボードを用意すれば、光をまわすことも可能ですし、反射光を使うこともできます。
左は自然光もはいるレンタル・スタジオですから、まさにミニ・スタジオの大規模なものと言えます。

 ミニ・スタジオで照明が足りなければ、写真用のタングステン電球を買ってきても良いし、他の部屋の照明を動員してもいいですね。
ホワイト・バランスの問題もあり、厳密な色温度管理は難しいところですが、あれこれと工夫してやるのは楽しいものです。

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 白ホリは、白い床から壁へと曲面で連続していきます。
右の写真のような位置に、三脚にカメラをのせてシャッターを切ります。
こうすれば床と壁の区別なく、写真には白い背景だけが写ります。
写真学校を卒業した写真家の卵の就職先のひとつが、撮影用のレンタル・スタジオです。

 白ホリは床だけでは無く、背景になる部分も白く塗ります。
写真撮影を行う際に青白く写ることを防ぐため、蛍光塗料の入っていない白の水性塗料を、乾いたら塗り、乾いたら塗りを繰り返します。
 
ホリゾントの部分は非常に汚れや傷が付きやすく、被写体になるモデルさん以外の人間が、土足で立ち入ることは厳禁です。
時によると、白ホリに傷が付かないように、モデルさんも靴の裏にテープを貼っています。     
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 レンタル・スタジオでは、バック紙といって、ホリゾントに吊す紙を用意しています。
バック紙の幅は、カメラの写る範囲より狭くては困ります。

このバック紙、色や質感が異なるものが多数用意されている場合があります。
被写体のバック (背景)に使われるものであるため、スタジオの広さに従った、かなり大きなサイズのものが必要です。

 しかし、ミニ・スタジオの仕掛けでは、模造紙で充分です。
色違いの模造紙を用意しておき、撮影の目的に合わせて、ホリゾントとして使えばいいのです。
被写体を浮き上がらせ、背景を目立たせたくないときは黒を使い、おとなしい感じを出したいときは、グレーなどといった具合に、ミニ・スタジオの仕掛けは、かんたんに変化していきます。

 
安い模造紙を使っただけで、写真用のミニ・スタジオの仕掛けができるとは何と便利なんでしょう。

ちょっとしたヒントになるかも
 写真の世界も、専門用語が飛びかって、なかなか近づきにくいものですが、レンタル・スタジオはプロが使うとは限りません。
1時間1万円くらいの料金を支払えば、アマチュア写真家も立派なお客さんです。
プロの間に交じると、アマチュア写真家は気後れしがちなものです。
レンタル・スタジオを借りるときは、電話で予約を入れるときに最初にアマチュア写真家であることを言ったほうが良いでしょう。
すると、相手もグッと親切に対応してくれます。
ただ、スタジオを借りる時間は、実際の撮影時間が1時間くらいだとしても、準備に時間がかかりますから3時間程度にしたほうが良いでしょう。
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