写真を撮ろう  シャッター・チャンスを逃すな

撮影のとき    シャッター・チャンスを逃すな

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 狙ったにもかかわらず、写真に撮れないことがあります。
動かない物を撮るには、狙いどおりで問題なく良いのです。
しかし、動く物を画面の中央に入れるのは、なかなかに難しいものです。
シャッターを切ったにもかかわらず、シャッターが思うようにおちてくれない。
デジカメはタイミングがずれている、と感じませんか。とくに、コンパクト・デジカメは…。
最近のカメラは素早くシャッターが下りるようになりましたが、それでも遅れることがあります。

    
先頭が通りすぎてから、シャッターがおりた。狙いと違う!        
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 車が走ってきました。
ここだと思ってシャッターを切りました。しかし、車体の後ろ半分しか写っていませんでした。
液晶モニターを見ながらシャッターを切ると、みごとに被写体はズレてしまいしまた。

 シャッター・スピードとはシャッターの開閉する早さのことですが、タイヤのホイールは止まって写っていますから、今回はシャッター・スピードの問題ではありません。
シャッターのタイム・ラグ、つまりシャッターを押してから、実際に撮影されるまでの時間の問題です。


 コンパクト・デジカメは、良いことばかりなのですが、一瞬のチャンスに弱いという欠点があります。
シャッタータイム・ラグとも言われますが、シャッターがおちるのが一瞬遅れるのです。

 シャッターを押すと半押し状態でオートフォーカスが働き、そこでピントがあってシャッターを押します。
これを素早く、一気にシャッターを押しても、カメラは自分で半押し→オートフォーカスしてから、シャッターを作動させます。
そのため、シャッターを押したタイミングと、写る写真がずれてしまうのです。

 高額の一眼デジカメでは、それほどの遅れではないのですが、コンパクト・デジカメはシャッターのタイム・ラグから逃れられません。
これがコンパクト・デジカメの泣き所です。

 ではどうするか。

1.液晶モニターを見ないでシャッターを切る。

 液晶モニターを見ていると、モニターの画面を頼りにすることになります。
モニターに写ったときにシャッターを押したのでは遅いのですから、液晶モニターはだいたいの当たりを付けるだけにし、動く物体を見続けてシャッターを切ります。
コンパクト・デジカメを構えたときには、カメラが顔の20〜30センチは前にありますから、カメラの向こうの景色が見えます。
液晶モニターを見ずに、ねらった被写体を見続けてシャッターを切ると、ねらった被写体を上手い具合に画面の中心に納めることができます。

2.動いている物体の速度を予想して、写真の中心にくるだろう時にシャッターを切る。
 毎回ほとんど同じところを通過する物体であれば、物体が来るだろう位置の近くの物にピントを合わせて構えます。
たとえば、車を撮るなら道路上のペイントにピントを合わせておくとか、鳥なら留まるだろう場所にピントを合わせておきます。
つまり、カメラのシャッターをすでに半押し状態で構え、物体がねらった位置のほんの少し手前まできたらシャッターを押すのです。
<置きピン>とか<待ちピン>というテクニックですが、たぶん、最初は上手くいかないでしょう。
しかし、何度か練習して、カメラの特性を知ると、上手くいくようになります。
 

シャッター・スピード=1/30 シャッター・スピード=1/8000
 左の写真は、シャッターのタイム・ラグではなく、シャッター・スピードの違いです。
 左側の写真は、遅いシャッター・スピードで撮影し、右側の写真は早いシャッター・スピードで撮影しています。

 遅いシャッター・スピードで撮影すれば、動いている物は流れているように撮れ、早いシャッター・スピードで撮影すれば、止まっているように撮れます。
 シャッター・スピードの問題とは違って、シャッタータイム・ラグはカメラの性能そのものの問題なので、調節でどうなる問題ではありません。      広告
 シャッタータイム・ラグはメーカーによって、またカメラによって、ずいぶんと違います。
 ピントを合わせる早さ、つまりオート・フォーカスの早さとシャッタータイム・ラグとは違う話です。
しかし、オート・フォーカスが早いカメラは、シャッタータイム・ラグも短いものです。

 1秒間に10枚以上もシャッターが下りるような高額な一眼レフは別として、コンパクト・デジカメは一般にオート・フォーカスが鈍いです。

 リコーGRVだとピント合わせに約0.4秒かかり、リコーGRWではピント合わせに約0.2秒になったと宣伝しています。
カシオのEX−ZR200Sは、約0.13秒でフォーカスを合わせるといいます。
 デジカメは日進月歩ですから、どこのメーカーも新しいカメラでは、必ずオート・フォーカス早くなっています。
今後は、コンパクト・デジカメだからといって、シャッタータイム・ラグが鈍いカメラとは限らなくなるでしょう。 

ちょっとしたヒントになるかも
 撮れてナンボのカメラですから、 狙った物が撮れないシャッタータイム・ラグというヤツは厄介です。
しかし、素早く撮れるカメラが良いカメラかというと、そうとは断言できないところが困ったものです。
というのは被写体は必ずしも早く動く物とは限りません。
コンパクト・デジカメが撮るのはむしろ風景や人物などが多く、早く動くというは必ずしも多くはありません。
そのため、良いカメラには早さより、発色が良いとか、解像力が良いといった要素が重視される傾向が阿あります。

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